たかが捻挫・・・されど捻挫・・・
あいにくのお天気ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか??
さて、今日は身近な怪我「捻挫」について。
不思議なもので、捻挫の患者様がいらっしゃると捻挫の患者様が続きます。
骨折ですと骨折の患者様。。。
同じような怪我が続くんですね。
そして今、こみなと接骨院では捻挫の患者様が多いのです。
皆様、程度はあるでしょうが一度は捻挫はされたことあるのではないでしょうか?
走っていて、、、階段を踏み外して、、、などなど
その時、皆様どのような対処をされたでしょうか?
「湿布を貼った」きっとこれが一番多いと思います。
もちろん正解ではあります!
しかし、軽い捻挫はそれだけでもいつの間にか治ったと思いますが、歩くのがツライくらいのひどい捻挫だとどうでしょう。
なかなか腫れが引かない、時間が経ったのに痛みが引かない、歩いていると違和感がある、、、
こんな経験はありませんか?
捻挫をして、しばらく放置してから痛みが引かないなどの症状を持っていらっしゃる患者様が結構いらっしゃいます。
その時「捻挫してすぐ来てくだされば良かったのにーー」と言います。
なぜか?
それにはちゃんとした理由があるのです!
病気でも同じですが、怪我も初期の処置が重要になるのです。
最初にどのような処置をしたかによって、怪我の治る早さも治ってからの状態も変わります。
捻挫にもレベルがあるので、症状によって処置の仕方も変わってきますが、腫れがひどく歩くのがツライ方にはテーピングと包帯で固定し安静を保つ、が理想的です。
固定をするだけで、痛みも軽減され患者様自身も楽になります。
安静にして動かさないことによって中で起こってる炎症も静まります。
これが実は一番大事で早く治ることに繋がるんですね。
固定後のリハビリもあるので、スポーツや部活をされてる方はいつまでに治したいのか、どの日に照準を持ってくるかなどを考慮しながら治療していきます。
リハビリは固定により多少固まってしまう関節の可動域を戻すため。
もう一つは、捻挫をすると靭帯も伸びてしまうため周りの筋肉をつけるため。
一度靭帯が伸びてしまうと、ゴムと同じように元には戻らないのです。
捻挫はクセになる、とよく言いますがそれはこのためです。
捻挫を繰り返さないためにはその靭帯の周りにある筋肉を鍛えないといけないんですね。
そして、患者様にはそれぞれのライフスタイルがありますので、その辺りも考慮しながら固定を考えたり、治療内容を考えたりしていきます。
問診の際は遠慮せずに希望をお伝えくださいね。
ここで皆様でもできる簡単な応急処置を一つ。
「冷やす」ということです。
捻挫に限らず怪我をしたらまずは冷やしてください。
タオルにくるんだ氷でも保冷剤でも良いです。
それもなければ、水道水でも良いです。
とにかく「冷やす」!是非覚えておいてくださいね。
診ていて言えることは、捻挫してすぐにいらした患者様のほうが治るまでの時間が短いです!
時間が経ってからですと、治るのに時間がかかってしまうことがあるので捻挫をしたら「たかが捻挫」と思って放置せずにいらしてくださいね!
「たかが捻挫、されど捻挫」です。